こんにちは、長谷川清孝です。
姉妹書『フィジカルAI』に続く新刊、『AIと歩く110歳 ―― 人工知能とフィジカルAIが拓く、健康寿命革命』の執筆を始めました。2026年12月の刊行を予定しています。
73歳の私が、AIを味方につけて、自分の脚で110歳まで歩く ―― その航海図を、世界に贈ります。
なぜ、いま「AIと長寿」なのか
日本は世界一の長寿国であると同時に、世界一の高齢化先進国です。最新の公式統計を見つめてみましょう。
| 指標 | 数字 | 出典 |
|---|---|---|
| 高齢化率(2024年10月) | 29.3%(2040年に34.8%へ) | 内閣府 令和7年版高齢社会白書 |
| 介護人材不足見込み | 約25万人(2026)→約57万人(2040) | 厚労省 第9期介護保険事業計画 |
| 医師の診療科偏在 | 2036年で内科約1.4万人不足 | 厚労省 医師需給分科会 |
| 健康寿命と平均寿命の差(2022) | 男性8.49年/女性11.63年 | 厚労省 健康・生活衛生局 |
| 100歳以上人口 | 9万5千人超(世界最多) | 厚労省 老人福祉法基準日報告 |
これらの数字を「絶望」と読むか「使命」と読むか。
本書の立場は明確です。日本は、人類が今後直面する課題を、世界で最も早く解く実験場である。そして、その実験室の主役は、私たちシニア自身です。
巨人の肩 ―― 4冊の長寿ベストセラーをAIで読み解く
本書は、過去20年の長寿研究を牽引した4冊を起点にします。
- 『The Okinawa Program』(2001):腹八分目、模合、生きがい ―― 場所の知恵
- 『Life Shift』(2016):100年人生のマルチステージ ―― 人生の設計
- 『Lifespan』(2019、Sinclair):老化は治療可能な疾患 ―― 身体の科学
- 『Blue Zones』(2008、Buettner):Power 9 ―― 日常の行動
4冊は別々の角度から、同じ真理を語っていました。けれども、それぞれに「個別化できない」「都市部で再現困難」という壁がありました。
AIとフィジカルAIは、その壁を解き放ちます。
本書の核心:AI増幅型110歳プログラム「7つの柱」
| # | 柱 | AIの役割 |
|---|---|---|
| 1 | 個別化された腹八分目 | CGMで私の血糖反応を可視化 |
| 2 | エピジェネティック年齢の最適化 | DNAメチル化年齢測定+介入 |
| 3 | Power 9の日常実装コーチング | AIが毎日リマインド |
| 4 | マルチステージ人生の航路図 | AIキャリアコーチ |
| 5 | バーチャル模合(グローバル部族) | AI翻訳で世界中の同志と |
| 6 | シニアの12の新しい役割 | 経験×AIで再戦力化 |
| 7 | フィジカルAI介護でギャップをゼロに | 「寝たきり10年」を補完 |
シニアの新しい役割 ―― 受益者から先導者へ
従来の介護論は、私たちシニアを「支援される対象」として扱ってきました。
しかしAI時代の高齢者は、それと同時に 「人類の航路図を書く先導者」 という新しい役割を担えます。
AI評価者、知識継承の語り部、AIメンター、ロボット教官、健康データ提供者、AI起業家、AI著者、オンライン教師、政策提言者、地域文化の守り部、AI芸術家、AI市民研究員 ―― 12の新しい役割を、本書第11章で詳しく提示します。
本書を貫く方程式: 経験 × AI = 賢明なる増幅
本書の構成
- 序章:AI長寿革命 ―― なぜ今、新しい知恵が必要か
- 第I部 土台:第1〜2章(巨人の肩、老化の科学2.0)
- 第II部 日常:第3〜7章(食・動・眠・心・学)
- 第III部 医療と環境:第8〜10章(病・住・介護革命)
- 第IV部 未来:第11〜12章(12の新役割、110歳までの航路図)
- 終章:純粋な魔法を、日本の食卓から
- 巻末付録:100の実践チェックリスト、年代別アクションプラン、AIツール100選 ほか
本文約17万字、巻末付録約2万字、合計約19万字(文庫300〜320ページ)。
英語版(約85,000 words)も同時企画で、海外読者にも届けます。
第8章の見どころ ―― AI医療と癌克服の革命
特に第8章「病」では、AIによる癌克服の最前線を詳述します。
- 早期発見:Grail Galleri(1回の血液で50種類以上のがん検出)、日本のN-NOSE(線虫が尿1滴で検出)、AI内視鏡(オリンパスEndoBRAIN-EYE:腺腫検出率44%向上)
- AI設計薬の臨床試験中:Exscientia EXS21546、Schrödinger SGR-1505、Recursion REC-617、Relay RLY-4008、Insilico ISM5043など実在の癌AI薬12剤
- 個別化mRNA癌ワクチン:Moderna mRNA-4157(メラノーマ再発リスク49%減、現在Phase III)
- 癌治療の未来像:2030年代「がんは治る」から、2040年代「がんはならない」時代へ
刊行スケジュール
| 2026年5月〜9月 | 全章ドラフト執筆 |
| 2026年10月〜11月 | 推敲、引用整備、装丁、組版 |
| 2026年12月 | 日本語版刊行(Amazon KDP) |
| 2027年1月〜3月 | 英語版翻訳・刊行 |
本ブログ110sai.jpでは、執筆の過程で見つけた知見を、順次記事として公開していきます。
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姉妹書のご案内
本書の前作にあたる『フィジカルAI ―― 産業革命の時代を生き抜く』(2026年5月刊)も、引き続き好評発売中です。
Tesla Optimus、Figure、1X Neo、Unitree G1など、人型ロボットの最前線と、シニアの新しい役割について書きました。
73歳の私が、AIと共に110歳までの37年を歩む実験を始めます。
皆様も、ご一緒にいかがでしょうか。
新刊の続報は、当ブログでお届けしてまいります。